薬用せっけんが消える日?
虫が好く、という言葉があります。
馬が合うとも・・・
なぜ、
主語を私以外のものにするのか・・・
前から不思議だなぁと思っていました。
ところが
最近、好きな食べ物って
自分じゃなくて
腸内細菌がスキな食べ物かもしれない
という説が・・・・
国によっても、食習慣によっても
腸内細菌はそれぞれ違うそうです。
肉食が多い欧米人は
バクテロイデスという細菌が
ベジタリアンの腸内には、
プレボテラという細菌が
多いのだそうです。
つまり
食の好みは腸内細菌が決めているかもしれない、
ということ。
脳と腸は迷走神経やホルモンなどで繋がり
やりとりをしています。
腸内細菌が
これを食べたいと脳に指令を出している可能性は
けっこうありそうですよね。
私たちのカラダの全細胞よりも多い
100兆個から1000兆個もの腸内細菌
この果たす役割が
今、とても注目されています。
病原体の侵入を防ぎ、排除
ビタミンの合成、
血糖値、血圧の正常化
免疫機能の正常化
アレルギー予防
ドーパミン、セロトニンを合成
本当に驚くほどの働きをしています。
私たちは他の生命と
共存して生きてきたことが
実感させられます。
もちろん、
皮膚にも常在菌がたくさんいて
病原体の侵入を防いでいるのですが、
それを必要以上の「手洗い」
で殺しまくっているのが
現状です。
消毒薬、石鹸を使っての手洗いで
9割の常在菌が洗い落とされるのだそうです。
24時間たつとまた、復活しますが
1日に何度も洗っていると
復活する暇もなく
常在菌がきわめて少ない状態になり
やたら手が荒れたり
切れたり、膿んだり、
化膿したりしやすくなります。
手荒れは
季節や年のせいではないかもしれません。
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2016年9月、FDAは
殺菌剤入り石鹸(トリクロサン、トリクロカルバンなど)
日本では「薬用せっけん」という名前で
販売されていたものを
禁止すると発表しました。
日本でも即座にそれを受けて
FDAが指摘した
19成分をつかった薬用せっけんを
他の物に変えるよう指示を出しています。
この理由は、
殺菌剤が、さらなる耐性菌を生むから、
という理由なのですが、
やっと、ですか~~という気がします。
腸の中も、腸内細菌が減らないよう
工夫をする必要がありそうですね。
食物繊維が
腸内細菌の餌になります。
最近、くるみを1日43g、
8週間に渡って食べることで
腸内細菌のバランスが改善し
コレステロール値も低下
という研究が
ドイツのミュンヘン大学の研究で
明らかになりました。
くるみには、健康に良いと言われる
オメガ3脂肪酸が多く
動脈硬化を防ぎ、コレステロール値や
中性脂肪値を下げ、
様々な生活習慣病の予防になるといいます。
しかも、低糖質でグルテンフリー、
ダイエットにも強力な味方かも・・・
ただし、
ドイツの研究だしなぁ~~~
国や食べ物の違いから
腸内細菌群も変わるそうだし
日本人の腸内細菌たちは
くるみ、好きかなぁ?
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