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 ”自分の主治医は自分”

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ツイてる母の新しい家族

家族会なるものに参加。

母がお世話になっている

グループホームのです。

この1年の行事や出来事など

スライドを使って振り返りました。

いろんなことをやってくれているんだ、と

改めて、感謝。

同じ階の入居者の一人が去年、

亡くなったのですが

その経緯についても

大変、詳しく看護師さんから話があり、

ちょっと、

なんでここまで詳しく?

と一瞬、怪訝な気がしました。

その方の病歴、

病状の変化、

治療の方針、

特に、ご家族の医療に対する方針

お医者さんをしている息子さんの

考えで、

透析など、

服薬以外の治療は一切、受けないこと、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

など。

家族によって

医療との付き合い方が違う

それをホームで認め

支えている様子が

うかがえて

なるほど、と感じました。

生きていた時の当人の

様子も事細かに話されて

死にゆく人の

生きていた様子を

伝えてゆくことが

私たちの仕事、とおっしゃっていました。

利用者さんは家族

そして

その利用者さんのご家族も、

家族だと思っているとも

言われました。

死を包み隠さず

きちんと「家族」で共有するため

お話されたのだ、

とわかったのです。

亡くなったのは

夜中の2時半くらいでした。

看護師さんも

お医者さんも

3時半にはホームに着いたそうで

本当に大変なお仕事だと

改めて、

頭の下がる思いでした。

参加者の中に

ご家族をここで見てもらっているし

自分も

このホームができた時から

ずっと調理の方で

働かせてもらってきた

という方がいて、

ああ、この方の作る料理が

今、母を喜ばせている

毎日のお料理の

元になってたんだと知り、

まさに

たくさんの人のお陰で

私と母は支えられていたんだと

改めて実感しました。

ケアマネージャーさんが

最後に

私たちはお金をもらって

仕事をしているのに

ありがとう、と言われる

こんな、嬉しい仕事はありません、

私たちの方こそ、

皆さんにありがとうです、

と深々と頭を下げた様子が

本当に印象的でした。

ここにも

仕事に命を吹き込んで

生きがいをもって

働いている人たちがいる、

たいへんな時代に突入してゆくけど

決して悪いことばかりじゃない、

こんな環境だからこそ、

気づけること、

感じ取れるものが

必ずある、

帰りに母を見舞い

良いところに入れて

本当に良かったね、と言うと

「私はツイてるしなぁ~」

と、母は少し笑いました。

なんだか

胸が、暖かいもので満たされてゆくような

とっても不思議な感覚でした。

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